今回のBSC Expo 2023でカールツァイスが展示したシネマトグラフィーレンズに加え、特に注目すべきはツァイスのシンクラフトマッパープラットフォームであると言えます。このプラットフォームは、デジタルシネマトグラフィーにおいてシェーディングとディストーションデータを提供し、既存のVFXワークフローの効率と精度を向上させることができます。これにより、レンズグリッドを撮影し、分析する手間を省き、VFXプロダクションに費やされる予算を減らすことができます。レンズメタデータの送信が可能であることを確認した上で、exrの配列をマッパープラットフォームにアップロードするだけで、VFXパイプライン内のシェーディングやマッチムーブ、コンポジットワークフローに必要なSTとマルチプライマップを手軽に入手することができます。これにより、人為的なミスに起因するレンズグリッドの問題を回避し、正確で効率的なワークフローを確立することができます。ツァイスが提供するこのようなレンズデータは、レンズの設計・製造においても重要な役割を果たします。顧客やVFXパートナーに提供することで、より正確なデータを提供し、製品の改良や効率化につなげることができます。Generated by OpenAI

こんにちは、アダム・キッドマンです。今日はBSC Expo 2023のカールツァイスのシネマトグラフのブースにお邪魔しています。
今日は、今日の展示内容について少しお話させていただきますね。

ツァイスレンズを多数展示・デモしています。

シュプリームプライム、シュプリームプライムラディアンスレンズ、CP3シネマズームはすべてフルフレームで、さらに軽量ズームスーパー35 21-100mmもありますね。

しかし、今日皆さんに少しお話ししたかった本当に興味深く新しいものは、ツァイスのシンクラフトマッパープラットフォームです。

シンクラフトマッピングプラットフォームは、私たちのデジタルシネマトグラフィーの進歩の上に構築され、基本的にシェーディングとディストーションデータを提供します。

既存のVFXワークフローの効率と精度を向上させるフレームアキュラシー。

そのため、プリプロダクションでレンズグリッドを撮影し、分析する必要性が完全になくなりました。  

この情報を得るには、レンズとカメラの組み合わせがレンズメタデータの送信を許可していることを確認する必要があります。

あとは、exrの配列をマッパープラットフォームにアップロードするだけです。

また、ボタンを数回クリックするだけで、VFXパイプライン内のシェーディングやマッチムーブ、コンポジットワークフローに必要なSTとマルチプライマップを入手することができます。

これらのVFXプロダクションに費やされる予算の額を考えるとわかると思います。

人為的なミスが起こりやすいレンズグリッドに関して、いまだにこのような手作業に頼っているのは驚きです。ツァイスはこのレンズデータの多くを私たちの手元に置いているのです。

私たちがレンズを設計・製造する場合、この情報を提供し、このデータを視聴者、顧客、VFXパートナーに提供し、ワークフローを改善し、正確さと効率を向上させることは理にかなっています。